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2011.02.28 (Mon)

都市の臓物に包まれて

 そろそろ三寒四温の季節になりそうです。
 さっき走ったら、目が痒くなりました。

 P1270211.jpg
 水ぬるむ。春の季語。
 唯一水が「ぬるい」と感じられる季節。

 桜も、菜の花も、菫も、蒲公英も、美しいとは思うし、花見も楽しむのですが、
 四季のうち、やはり春は苦手です。


 エッジの効かない澱んだ空気と、呼び醒まされる苦い記憶。


 ムラコシです。


*****


 最近、画像ネタ充実のふざけた記事しか書かなくなっていたので、

 そろそろマジメな内容も書いておこうと思うのだ。


 何か話をしよう。
 

*****



 街に出ないといけない。


 なぜかそう思ったのだ。


【More・・・】

 
 夜のジョギングで「町」内を回ることは多いし、ROKURO関連の行事等で外出することも何度かあったが、昨秋、発作的に京都へ日帰り紅葉狩りをして以来、自発的に「街」へ行こうと思ったことが久しくなかった。(まああのときもROKUROの校正作業で昂った精神が暴発したようなものだが。)

 が、どういう風の吹き回しか、先週は少し体調がよくなったのもあったので、街に出た。
 別に寺山某氏に影響されたわけではない。


 自ら目的地を決め、自らの意思で、街に出た。



 空の高さを忘れかけてしまいそうになっていた自分に気づく。詩を毎週のように投稿していたころは空ばかり見ていたような気がする。



 銀座なんて自分には用のない場所だと思っていた。

 お高くとまったデパートやファッションテナントなんて縁がないし、夜の銀座で飲むような金持ちの娯楽に付き合う金も相手も、興味もない。
 去年一度山野楽器に、買えもしないビンテージギターの展示即売会を冷やかしで見にいったことがあるが、広いくせに過呼吸になりそうな息苦しいフロアの空気を吸うと、新大久保の「中古楽器屋」という店の雑然とした空気を肺が求めはじめたことを覚えている。


 時折思い出したように通り雨の降る妙な夕暮れの横断歩道に、シャネルのビルのイルミネーションが映る。なぜかその光を見て
「返り血」
という文字が記号として完成した。


 怖れた。ただ怖れた。
 来るんじゃなかったかな。
 まだこういうところに来てはいけなかったのかな。
 そう思いながらも、なぜか脚は裏通りへと歩みを進める。
返り血を浴びながら。


 旧いビルがあった。
k1996859837.jpg
 携帯しか持っていかなかったので、暗くて写真は撮れなかった。
(上のは参考画像)

Image148.jpg
 中には手動ドアのエレベーターが現役で稼動していたりする。ピンボケすまん。


 高度経済成長期どころか、昭和初期の残滓が、こんな小洒落た街の一角に現象として残っているということに驚いたが、同時にここはまぎれもなく東京であると再認識した。

 破壊と建設を繰り返す、旧い街並みが残らない街。ここには都市の地層が表出している稀有な場なのだ。考えてみれば、ここから少しだけ南東に行き、運河をいくつか越えれば月島の埋立地がある。あそこから都市の地層は幾重にも褶曲を重ねてここに氷山の一角の如く屹立しているのだ。また、そもそも銀座も埋立地であり、本来は陸として存在しないはずの場。存在しないのであるならば、この物件が蜃気楼としてその姿を目の前に横たえたとて、何ら不思議ではない。



 蜃気楼に入る。都市の内面だ。
Image155.jpg
 こんな絵があった。

 とあるツテで知り合ったSさんという画家の個展が、このビルの一角で行われている。
 この日の目的地。
 何の因果か、テーマは「内面」だ。
 ついさっき考えていたことが、ここで自分がするのとは異なった形状で現象を起こしている。


 ビルの内部という「都市の臓物」の中にだれかの「脳内の臓物」が展示されている。
 メタ構造の中で、日常の破片が臓物に激しく包まれている。
 いや、こんな言葉で表現できるほど生易しいものではないと思った。
 自分は仏像彫刻ファンではあるが、いわゆる美術、とくに絵については詳しくない。だから素人考えで考察を試みることをご容赦いただきたいのだが、ROKURO7号で自分は、概念を既存の記号としての言語に変換する際のジレンマについて述べた。きっと絵画でも、自らの概念を図形や色に変換する作業が行われているはずなのだ。
 しかしそこにあったのは、変換というよりもっと直接的な何かだった。
 まさに内面なのだ。
 しかし本来どうしても見ることのできないはずの内面が、こうして外界に現象として排出されている。

 人は本来、個であると思う。閉塞した個であると思う。そして他者の個と同化することはできない。絶望的にできない。でも、だから手を伸ばしたがる。触れようとする。

 最近自分の中で確信めいたものになっている想念が、見透かされたかのようにそこにあった。

 自分にはこういう絵を描くことができないのは当然だが、こういう詩をつくることもまた、難しい。
 圧倒された。


 たまたまその場に来た詩人のMさん(私ではないw)とKさんとも話をした。初対面のKさんはなんとROKUROを知っていて、こんな雑誌が作れたらいいと思っている、とおっしゃっていた。
 そしてもちろんSさんとも話をした。いろいろな話を聞いた。展示されていない作品の写真も見せてもらった。

 街へ出てみるもんだ、と思った。


 人は本来、個であると思う。
 閉塞した個であると思う。
 そして他者の個と同化することはできない。
 絶望的にできない。
 でも、だから手を伸ばしたがる。触れようとする。



 手を伸ばしても、伸ばしても、結局届かないことばかりだった。
 人の手をすり抜け飛び立つ、神社の鳩のごとく。
 だから自分はこうなってしまったのかもしれない。が、しかし。

 
 久しぶりに街へ出た。
 そして、幸いなことに、停滞していた自分が久しぶりに、
 手を伸ばしても、いいのだろうか。
 と感じさせる作品と人が、そこにいた。

 
 個人的な経験則が超自我のように自分を躊躇させるのだろう。
 しかし自らのイドは握っていた手を少しだけ開いている。





 なんてことを考えながら、ふと、ギャラリーの隅の窓枠に目をやると、そこになぜか
「kamisama」
 という落書きが、あった。
 掃除したときにはなかったとSさんは言う。


 誰が書いたかとか、そんなことは瑣末な問題である。
 神の存在がどうこうというのは話が長くなるから省くが、無宗教の自分にも、少しだけ、この日のことに何かあるのだろうかと、不覚にも?感じてしまった。



*****


 なんて久しぶりに使っていない脳ミソを酷使して上記のような大それたことを後先考えず考えた(変な日本語)挙句に参加した、翌日の飲み会は、折からの生暖かい空気と相まって、予想通りにあまり体調が優れず、一次会で失礼させていただくザマであった。参加された皆様、申し訳ございませんw


 言うことのきかない心と体の回復には、もう少し時間がはかかりそうである。なかなかうまくいかんな……、くそう。


 しかしながら、おかげで今度のROKUROに出す予定の短編小説の構想は、ほぼまとまったような気がする。
 というわけなので、ほんの少し期待してくださいw


*****


 そういえば、明日は都立高校の合格発表だ。
 元教え子達に幸あれ。
 自分の幸はひとまずどうでもいいから、kamisamaお願いします。



*****


おまけ 1


新企画 世代がばれる残酷なチェックテスト 

 イエス・ノーで答えてください。

☆ CDショップだぁ? レコード屋だろ。
img624_mineya.jpg

☆ ミウラカズヨシといえば、ロス疑惑の方だろ、ふつう。
20080224_461828.jpg

☆ チューチュートレインといえばEXILEではなく、ZOO。
41W29610ENL.jpg

☆ エックスにジャパンがついてなかった。
xjapan02.jpg

☆ 炭酸のペットボトルって、最初はフタが金属製だったよね。(底にキャップもついてた)
dfas.jpg



イエスの数

0個=え?ひょっとして平成生まれ? ありえね~!

~2個=三十路なんてな、すぐだぞ。

~5個=最近筋肉痛が遅れて出てきませんか?


*****


おまけ2


今日の愚弟のコーナー


「2年前の今頃、オレ初音ミクにみっくみくにされてたから(キリッ」

wcanvas_500010957000.jpg
 ネットで時々見かけるフレーズですが、
 野郎が発するのを実際に聞くと正直引きます。
 マジで。
 やめて。



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