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2012.05.13 (Sun)

超(告知つき)


01_20120513064318.jpg

 何かおかしいこの画像。
 あまりに自然すぎて、気づくのにだいぶかかった。
 糸がぴんと張ってないから音が聞こえない、だけじゃないよ。

 シ○ジロウです。


*****


 さて、先日文学フリマでROKURO9号をお買い求めいただいた皆さん、どうもありがとうございました。
 会場が電気工事の関係で空調が送風のみという、初夏としては微妙な環境でおこわなれた文フリでしたが、お蔭様で何事もなく終わりました。
 まだ通販でも売ってますんで、欲しい方はROKUROメンバーか、
http://696.bz まで、お問い合わせください。


 そして来週は、ヴィトゲンシュタインのライブ!


Wittgenstein LIVE(Round2)
02_20120513064318.jpg

5月20日(sun) @東高円寺Kaztou 
「ユニット↑スペシャル」

・17:30 open ・18:00 start
・料金1500円+1Dオーダー

出演
・ザ・キャッチボールズ
・アブロサム・アブロサム
・caramel 7 star
・本間圭一
・ヴィトゲンシュタイン

 なんと真打だぜ。みんなよろしく。

http://www.kaztou.com/

*****


 てなわけで、だ。


 6日、我々が埋立地でロクロをせっせと売っていたころ、
03_20120513064319.jpg
 北関東では竜巻が大変なことになっていたらしい。


 色々な情報を総合すると、
04_20120513064319.jpg
 竜巻は3つ同時に発生し、
 原因は「スーパーセル」とかいう現象で、
 これによって上昇気流と下降気流のズレが生じて云々、だそうだ。


 文フリ会場周辺でも終了間際、灰色の雲が立ち込め、ぱらぱらと雨が降ってきて、
 マキルさんが

「一雨来るぞ!」

 と、カッコイイけどなかなかいうチャンスのないくさいセリフを言うことができて、一人悦に入っていた。

 どうでもいいけどマキルさん、
 あのときはもうすでに一雨来てます。
05_20120513064320.jpg


 まあそんなことはおいといてだ。

 前回の日記の最後、覚えているだろうか。


「最近、妙に胸騒ぎがするのだ。

 水
 数字の3
 S

 この3つの言葉が頭から離れない。」



 ああ、やはりあれはオレの予知能力がなせる業であったか!

 水=雷雨
 数字の3=竜巻3本
 S=竜巻の原因、スーパーセル(supercell)


 前回の日記を書いていたのは5月3日、上げたのが5月4日。
 竜巻が6日。


 これは紛れもなく予言である!
 そしてその予言は、的中した!



 今まで隠していたが、
 実は自分には、未来の出来事や、人の心の中などが、
 暗号の形で脳内に投影されるという特殊な能力が、
 いつの間にか身についていたのだ!



 そう、自分は霊能力者……
06_20120513064320.jpg

 んなわけあるか!
 んなわけあるか!


 大事なことなので二回言いました。



 というわけで、今日の「知られざる業界の裏事情」は、オカルト篇第二弾。


 霊視・予言の真相、である。


 簡単に言うと、
 世の中で「霊視」「予言」とされているものは、誰でも出来てしまう、という話。
 

 オレの「予言」が的中したのが、何よりの証拠である。



【More・・・】


*****


 数年前、テレビなどでやたらと
07_20120513064403.jpg
「超能力捜査官」なる者がもてはやされていた時期がある。

 曰く、海外の警察では超能力者に捜査協力を依頼し、解決率8割と言われるその脅威の能力によって、未解決事件を次々に解決している、だそうだ。


 その中に、ゲイル・セントジョーンという超能力者がいる。彼女は的中率90%の全米屈指の超能力者であり、今まで約1000件近くの難事件を解決に導いたという。

 そのゲイル女史が、日本のテレビ番組に招かれ、茨城県で行方不明となっていた女性の遺体発見場所を、
08_20120513064404.jpg
 透視によって解決させた、と話題になった。

 いやあすごいすごい。


 何がすごいって、
09_20120513064404.jpg

 この超能力者のインチキ臭さが、である。


*****


 前回も参照した超常現象の謎解き(http://www.nazotoki.com/index.html/)というサイトに、この一件の真相が詳細に記されているので、くわしくはそちらを読んでいただきたいのだが、この「超能力捜査官」および彼女の透視について、ポイントをまとめると以下のようになる。


1「超能力捜査官」という役職はない
 TVなどで、FBIとかにいかにもそういう役職が実在するかのように強調して、その超能力者の力の信憑性を高めようとしているが、そんな役職は海外のどこにも存在しない。
 TV局が勝手に言っているだけである。
 

2 テレビ放送は3回に分かれていた
 ゲイル女史がこの行方不明事件を透視したことを放送したのは3回。
 1・2目は行方不明者の遺体が発見される前、
 3度目は発見後に「予言的中」と大々的に銘打って放映された。

 実はこの番組、たまたま3回目の放送を自分も見ていてよく覚えている。

 しかし予想通り、というか、もうこれはTVの常套手段だと思うのだが、
 1・2回目と3回目の放送内容に矛盾が多数存在するのだ。

 例えば、彼女は「数字の3が頭から離れない」と言っていたのだが、
 最初の放送では、行方不明者の自宅のそばに「三叉路」が発見され、それが「的中」とされていたのに、

 3回目の解決篇では、発見現場近くの電柱に、「33315」という3が三つも含まれた番号プレートがあり、
 それが「的中」とされた。

 また、そもそも遺体発見現場について、

 最初彼女は「自宅の西の墓地から半径500m」と透視し、
10_20120513064405.jpg
とまで断言しているのに、

 実際の発見現場は「自宅の南東630m」という、正反対の場所であった。

 しかも彼女は「2回目の透視」でドサクサに紛れて
 「自宅から半径800m」と中心点や範囲を変えて(しかも広げて)いる。


 それがなぜか「的中」になっているのだ。

 また、1・2回目でさも意味ありげに言ったにもかかわらず、
 3回目では全く触れられず、なかったことになってしまっている透視キーワードもいくつか存在する。


3 曖昧なキーワード
 彼女が透視の際に言う言葉を列記すると、以下のようになる。

11_20120513064405.jpg

 どれも曖昧な言葉である。

 そして、「的中」したという言葉も、
 よく考えてみればこじつけのようなものばかり。

 逆に、現場近くの民家など、
 よく考えれば
 これを見落とすのは透視としてどうなのだ?
 という、キーワードに含まれていない重要な項目もある。




*****


 まあ、TV局の演出という名の捏造とか印象操作とか色々問題はあるが、

 ここで特に注目すべきは、3番目の
「曖昧なキーワード」だ。


 じつはこれ、
「マルティプル・アウト」
→「レトロフィッティング」

という、占い師や自称「超能力者」が用いる常套コンボである。

 マルティプル・アウト(多数のもの・多様なものの出力の意)とは、
12_20120513064405.jpg
 いくつもの意味に関連付けられそうな曖昧なキーワードを提示すること。

 レトロフィッティング(改装・改築の意)とは、
13_20120513064503.jpg
 その後新たに明らかとなった事実にキーワードを強引に当てはめ「改装」する、というテクニックである。
 


 たとえば、

 
 数字の3
 S


のように、前回自分の日記で言ったような、いかにも何か意味がありそうな言葉を三つ、訳知り顔で挙げておくとしよう。

 これが「マルティプル・アウト」。 

 水と言っても、それは多種多様な関連項目を連想させる。
 日常生活で水に関連するものは無限にあるのだ。

 それは川であり海であり池であり、台所であり風呂場であり洗面所でありトイレであり、お茶であり酒であり氷であり、汗であり鼻水であり涙であり、
13-2.jpg
 ジュディ・オングによれば、女も海らしいし、

 そしてそれは時に雨を連想することもあるだろう。

 霊視・予言において、
14_20120513064503.jpg
 「水」は鉄板の的中ワードだ。



 数字の3に関連するものは、
15_20120513064504.jpg
 数詞であるが故にさらに関連付けが容易だし、


 また、辞書を普段からよく引いているとわかるが、
 国語辞典で最も項目数の多いのは
16_20120513064504.jpg
「サ行」の単語だ。
 英語のSの項目も非常に多い。





 あとはこれを

 水=雷雨
 数字の3=竜巻3本
 S=竜巻の原因、スーパーセル(supercell)



という風に、「レトロフィッティング」させれば、「予言的中」である。



 ちなみにここで、

「被害のあった場所って、風はすごかっけど、雨は少ししか降らなかったらしいじゃないか!」とか
「そもそも肝心の『竜巻』が予言されてない!」とか
「アルファベットはSよりも『竜巻』『トルネード』『つくば』のTの方がよっぽど重要だろうが!」



という点に気づかれないように注意しなくてはならない(笑)


 こじつけだから、さらに色々なものを「的中」させることも可能だ。

 こういう記事でネタにしてしまうのは非常に不謹慎であるし、良心の呵責を感じるが、

 今回の竜巻で犠牲となった留守番中の中学生のイニシャルは「S」であるし、

 また、ほぼ同時刻、「雨」宿り中に落雷事故に遭った女の子のイニシャルは「S.S」、
 現場は埼玉(Saitama)の桶川である。




 さらに、前回の日記をもう少し早く公開していれば、

 5月「3日」のJリーグ、清水エスパルス(S+水+エス)対鹿島アントラーズは「3」‐0で清水の勝利であったし、

 そういや、「3」日連続で「The Sunday Schoo;l」のマキルさんと「飲んだ」し、
 
 吉祥寺の「the Sunday Schoo;l」のライブは「3000」円で「飲み放題」だった。


 このように、もとのキーワードが曖昧だから「的中」はいくらでも可能である。



 自称「超能力者」の中には「ショットガンニング」と言って、
17_20120513064505.jpg
 散弾銃(ショットガン)のように大量のキーワード(例えばノート一冊分(笑))を事前に提示し、

 18_20120513064552.jpg
 その中から的中を狙うという
 原始的な「数打ちゃ当たる」作戦を用いる者もいるらしい。


 そこまでくるとそれを「超能力」だと信じる方にも問題はありそうだが、「聖書の予言」などにおいては、これとレトロフィッティングのコンボで怪しげな主張をでっちあげていることが多いようだ。


*****


 この手法は、予言だけでなく、「読心術」の際にも愛用されている。

 曖昧な問いかけや、さりげない誘導尋問などを用いて客の情報を引き出し、的中していると思わせる
19_20120513064553.jpg
「コールドリーディング」と呼ばれる技術である。


 まず第一声で、
「あなたは最近悩んでますね」
などと問いかければまずまちがいなく当たる。
 悩んでなければ霊能力者に相談なんかするわけがない(笑)


 そして、

「仕事」「恋愛」「金銭」「人間関係」「健康」


の5つのジャンルのうちどれかを指摘すれば、
20_20120513064553.jpg
 驚くほどよく当たる。

 マルティプル・アウトですね。

 相手が20代の女性なら「恋愛」というように、客の容姿からだいたいの見当をつけることで的中率はもっと上がる。


 
 また、誰にでも当てはまりそうなことを、さも霊視しました的なドヤ顔で言い放ち、客に能力を信じ込ませる技術を用いることもある。
 これを「バーナム効果」という。

「あなたは外向的で愛想がいいときもありますが、一方で遠慮がちになることもあるでしょう。」とか、
「あなたは自分自身の主義主張をもっていることを誇りに思っていますが、自分が正しいのか疑問に思うこともありますね。」のように。

 さらにもっと単純に、
21_20120513064554.jpg
「あなたは子供のときひどい熱を出したことがあるでしょう」(←だれでもあるわ!)

22_20120513064554.jpg
「あなたには、動物との忘れられない思い出がありますね。」(←ペット飼ってなくてもこれならだれでもあてはまる。)

23_20120513064555.jpg
「あなたのお父さんは、死んでいませんね。」(←「死んで、もういない」「死んではいない」どっちとも取れる。的中率100%!)

なんて問いかけも、よく使われる。
 


 そして極めつけは、相手に「霊視」を否定されたときの返し方。

「最近膝とかも悪くなってるんじゃないですか?」
「いや、膝は悪くないですよ。」
「いえ、自覚症状は出ていませんが、悪くなってきてますよ。」

 本人が自覚できていないのだからその場では反証不能。
 頭いいな、超能力者!



 そういや先述のゲイル女史も、一回目の透視で行方不明者が発見できず番組が終わろうとする直前に、

「その人は今、見つけて欲しくないって言っているわ」

などと、いけしゃあしゃあとほざいていたという(笑)


 このほかにも
24_20120513064611.jpg
「ホットリーディング」という、
 客の情報をカンニングまがいの手法で前もって入手して、霊視したと見せかける方法もある。

 くわしくは「超常現象の謎解き」を見るがいいよ。

 このようなテクニックを駆使しながら、自称「超能力者」たちは客の情報を次々と引き出していくのである。


*****


 前回の日記でも述べたが、こういうテクニックをカウンセリングとしての「占い」程度に聞いておく分には、あまり問題がないと思う。

 しかしこういう技術を悪用し、幸運の壷とか怪しげな宗教とかに巧みに誘導してくる、詐欺まがいの自称「超能力者」には、ぜひとも注意したいところだ。

 しかもそのインチキやイカサマの類を、未解決の事件解決の手段として用いるのは、
 単なる捜査の攪乱にしかならないばかりか、被害者家族など関係者の心情をも弄ぶ結果ともなり、
 結局得をするのは報酬をぶんどるそのイカサマ師たちだけである。
 



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