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2008.05.07 (Wed)

茫漠たる広野で、オレは足首を掴まれた

今日は珍しく、焼酎をやりながらこれを打っている。


 もはや、二度と訪れることはないであろう11連休も、そろそろ収束し、終息しつつある。


 修善寺後、の自分の精神下降具合がハンパではない。もちろん、もう連休が終わってしまうというのもあるのだが、それにしても、なのである。
 自分で言うのもなんだが、今回の連休はがんばっていろいろなことをしたつもりだった。
 が、結局「ああ、今日は1日中充実していたなぁ」という日は2日間だけ。あの修善寺の間だけであった。


 あまねさんも述べられていたが、思えば、修善寺の旅行は、友人たちと出かけた久しぶりの旅行。
 もう10年以上そういうのやってなかった。
 一人旅では決して行かない「虹の郷」。
 一人旅では決してやらない、温泉卓球。

 楽しくて当たり前だ。



 だから余計、修善寺から帰ってきて、その反動がでかい。
 
 旅から帰ってもひとり

 尾崎放哉風につぶやきたくなる。


*****


 こんなことを書いていいんだろうかとも思ったが、書かせてください。
 後ろを振り返ってばかりではいけない、とは思うのだが、書かせてください。
 これを読むのがつらい人がマイミクに最低一人以上いることはわかっているのだが、書かせてください。


 昨日、祭りの喧騒から逃れるように、近所の丘に花を見に行った。
 ここ数年、毎年行っている。


 でも、今年は、初めて行って後悔した。

 思い出してしまったのだ。




 一年前の日記。

*****

「連休中に近所の丘まで散歩。
 ここの春の野草はいいのだ。ムサシノキスゲという珍しい花や、キンラン・ギンランという貴重な花が咲く。
(中略)
 丘の近くの道路を歩いていると、

「ムラコシさーん!」

と呼ばれる。

 振り向くと何と、もぬまこファミリー。
 向こうも偶然花を見に来ていたらしい。

 反対側の歩道からあっさり正体を見抜かれる、世を忍ぶ仮の姿のオレ。」

*****

 きっと、行ったら思い出す。
 わかっていたはずなのに、いざ来てみたら、やっぱりつらかった。



 反対側の歩道を、誰もいないのに捜してしまう。


 
 一年前、ここで、もぬさんを見た。

 あのとき、もぬさんは自分を「詩人っぽかった」と言ってくれたらしい。
 嬉しかったことを覚えている。



 そんな自分も、一年経ってみれば、人間っぽいかどうかすらはっきりしない状態へと成り下がってしまった。
 詩もまた最近書けない。


 丘の花は、もぬさんがいたときと全く変わらず、新緑の中でその輝きを零れるぐらい放ち、風に揺れていた。


*****


 そんな状態で迎えた連休最終日の今日。




 最悪だった。



 日課のジョギング。
 久しぶりに最後まで走れず、止まった。
 無理な距離を走ったわけではないのに。






 今日の気温が27度まで上がったのも、もちろん一因だ。
 午後一時を過ぎてもぐずぐず部屋の中にいたのもいけない。

 でも、服装も気温に合わせて走っていた。帽子も被っていた。

 自分が途中で走れなくなることは、ほとんどない。
 過去に一度あっただけだ。
 体調は別に悪くない。体調が原因でリタイアしたことは今までなかった。




 あきらかに精神状態がまずいのだ。

 ショックだった。



 Fの森、という公園のベンチに、フラフラになりながらたどりつく。
 異常な汗。
 座るなり聴覚がぼわーんと鈍くなる。





 その後どれくらい座っていたのだろう。
 ひょっとするとしばらく気を失っていたのかもしれない。
 音と色のない、夢を見ていたのかも知れぬ。


 立ってみる。大丈夫そうだ。
 ショックと動かない足を引きずりながら、ずらるらり、と、ルートの残りを歩く。




 恥ずかしい話だが、汗にまじって、明らかに目から別のものが流れていた。
 すれ違った人は何があった、と思っただろう。


 途中で止まったことが情けない、だけでなく。
 これまでの色々なことが情けなく思えてきた。
 



 修善寺の虹の郷で見た、ミズさん、を思い出した。
 自分の決めた道を究めようと、一途に進む若き職人であり、芸術家。
 笑顔を絶やさず客に語りかけ、そして身体の内側からあふれ出す情熱を、ハサミの動きに伝え、形にしていくその姿。
 あの人は、まちがいなく、人間として輝いていた。



 自分にもかつて、そんな一途な時期が、仕事への情熱があふれた時期がたしかにあった。
 しかし、自分はそれと引き換えに、人間を捨ててしまった。

 人間になろうとしたら、なにもかもうまくゆかなくなった。



 自分は、いくら走っても、
 人間になろうとしても、
 なれないところにまで来てしまったのか。
 今まで必死になって逃げてきたが、
 今日、オレはついに、人間でない自分に、足首を掴まれてしまった。



 三十路半ば過ぎても、一人身の自分。

 昔のように仕事ができない、自分。(周りはそんなことない、というが。)

 心を安定させられない、自分。



 何やってんだろ、オレ。
 情けない。
 
 情けない。

 涙が止まらない。





 自分の今後の三つの選択肢。
 のうちの一つには、今の仕事から身を引く、というものもある。

 ただ、辞めて、その後どうする?
 でも、そんなことも言っていられない状況かもしれない。



 もちろん、明日からまた行きますよ。仕事は。
 手も抜きませんよ。
 自分に課せられた責任を果たすのは当然だし。
 子どもに何かを教えるという仕事が、大好きであることに変わりはない。


 変わりはない、
 けれど、


 けれど?



 そこまで考えて、また訳がわかんなくなってきた。
 寝よう。



 絶対に寝られないけれど。




 今日はめずらしく、焼酎をやりながらこれを打っている。
 全然酔えない。








 五月の緑が、反転して、欠けた茶碗に虹の切り絵を浮かべ出す。
 沈んでは浮かぶ藻のように、塵が電球に照らされて、逍遥遊。



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*Comment

何故でしょうか
俺もここんとこセンチメントの谷間に落ちています
もうギターなんか触るのも嫌!!
みたいなね

よし、飲みに行こう!
ぱ~っと飲もう!
にゃ~
ポップアップ君 |  2008.05.13(火) 10:17 |  URL |  【コメント編集】

いきますか。
最近酔いがひどいので不安ですが。
ムラコシ |  2008.05.18(日) 10:00 |  URL |  【コメント編集】

じゃあ6月に入ったら行こう
ティモさんも誘おう
あとラビファイも誘おう♪


にゃ
ポップアップ君 |  2008.05.23(金) 09:54 |  URL |  【コメント編集】

わかりました。
ムラコシ |  2008.05.25(日) 00:21 |  URL |  【コメント編集】

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