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2007.12.28 (Fri)

Dig a hole.

、かつてピンクフロイドはプリズム越しに
「Breathe」
で語りかけてきた。
もちろん、皮肉とある種の境地を背景に。

【More・・・】

今、冬期講習である。
いよいよ佳境突入である。
10時前出勤~20時半退出。
まあこんな生活をしている一般サラリーマンは多いと思うし、俺のほうが残業してる、という方もたくさんいらっしゃるだろう。
ただし、自分の塾の通常の勤務時間帯は13:30~22:00。
普通のサラリーマンと比べると四時間ぐらいスタートが遅くなる。
しかし講習期間中は、一気に一般人と同じスタートに移動させられる。
するとどういうことになるか。

これをいつも朝7時前に起きて、9時~5時の勤務をしている一般サラリーマンにあてはめると、


夜中の3時前に起きて会社行け

と、ある日突然言われるようなものである。


冬期講習は、夏期講習に比べ短いものの、正月特訓というもがあり、うちの仕事場の場合正月休みは元日だけだ。さらに受験直前という精神的プレッシャーにさらされる。
もちろん受験をするのは生徒だ。だから直接は関係がないかもしれない。
しかし、生徒は自分のことだけを考えていればいいし、しかも受験生としての生活は一年で終わる。
しかし我々は、何十人という生徒を同時に、しかも毎年送り出さなくてはいけない。

死む
毎年精神的に死む




穴を掘れ! 
一つ掘ったらまた次の穴を掘れ

かつてピンクフロイドはプリズム越しに
「Breathe」
で語りかけてきた。
もちろん、皮肉とある種の境地を背景に。

つまり、逃れられない現実の世界で、わき目もふらずただ、あくせくと働け、と。





自分はなぜこんな仕事を続けているのか?
ときどきそんな疑問がマフラーの隙間から沁みこんでくる。

塾は、金をもらって教える場である。
自分はそのプロであるという意識は常に持っている。
だから、いい加減にはできない。

自分と比較してはいけないのかもしれんが、客から金を取って自分のプレーを見せるプロ野球選手やJリーガーが、いいかげんに試合をしないのと同じであろう。

それに、自分の仕事は、子どもを楽しませるのではなく、ある程度の将来の方向性を左右する仕事でもある。
しかし、個人的にはそれだけではない。
その子の情緒や将来の生き方に大きな影響を与える授業をしてやりたい。
中学入試の4教科の中で、それは、自分が担当する国語にのみ可能なことだと思っている。

自分が参加している「ROKURO」という同人誌の創刊号に載せた、「宮沢賢治つまみ食い」の仮想授業。
あれ、ホントは仮想授業でもなんでもなく、実況中継なのである。
実はこの間もあれをやったばかりである。

卒塾生がよく言ってくれる。
自分の授業でやった文章や内容を、未だにいくつも覚えていると。

そういってくれると、自分もうれしい。

プロとしての仕事ができたのかな、と思っている。
それをするのが自分の仕事だと思っている。
今の自分を支えている矜持だ。

だから、自分は決して手を抜くことはできない。

自分がこの業界を自ら去るケースは
自分の担当する生徒が全員第一志望の学校に合格したとき。(これは、まあありえない)
または
生徒の生き方に大きな影響を与える授業ができなくなったとき。
の二つだと思っている。


もう少し気楽に生きることができればいいと思う。
この仕事を選ばなかったら、そうなっていたかもしれない。
でも、いろいろな意味で他人の人生を背負わなければならないこの仕事を、いい加減にすることはできないのだ。




でも、
だから、自分はいつも焦っているのかもしれない。

そして、今の自分に欠けているものを否応なく認識させられてしまうのである。

灯が、圧倒的に足りない。


友人はもちろん、いる。
少ないながらも、詩をとおして知り合えた素晴らしい仲間がいる。
いろいろと相談に乗ってくれるし、一緒に雑誌も作れるし、ありがたいことです。
幸せです。

しかし、
この仕事、休日が他の人となかなか合わない。
アフターファイブなんてものもない。
さらに
今まで何人もの人に話してきたことだが、この仕事、

不倫と犯罪しか選択肢がない!

(不倫=生徒の親 犯罪=生徒本人)

いつも気がつくと、
寄りかかる、ところがない。
寄りかかれる、人
がいないのだ。


だから自分は真剣になる。
だから自分は切望するのだ。
だから自分はあせっているのだ。


だからこの間のクリスマスの街が嫌だったのだ。
人工的な灯にともされた恋人たち。
のうち、何人がお互いに灯をともしあっているのか。


自分も、
灯をともされたいのだ。
別に詩の世界に限らず、もっと面白おかしく、もっとはじけて、もっと軽くでいい。それで自分の残りの人生の一部でも安らかになるなら。

だから、
僕も、灯をともしたいのだ。
詩は、その一つかもしれないけれど、それだけじゃなく、もっといろんな面で、その人の人生をともしたい。
もっと面白おかしく、もっとはじけて、もっと軽くでもいい。それでその人の人生の一部でも安らかにすることができるなら、自分はいくらだってアホになれる。
授業では何度もアホやってるから、自信はあるw


と、いくらだらだら書いても、解決できないね。
こういうのは、理屈じゃない。


でも、自分が今の仕事を捨てる3番目の理由として、
灯をともされ、ともす場所を求める。
というのもあるかもしれない、
ということも、考えるようになった。

生徒たちには、申し訳ないけれども。





でも今は、
いや、
だから今は、
こうすることしかできない。




穴を掘れ! 
一つ掘ったらまた次の穴を掘れ!


かつてピンクフロイドはプリズム越しに
「Breathe」
で語りかけてきた。

もちろん、皮肉とある種の境地を背景に。

これは逃れようもない真実なのだ。



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