2017年08月 / 07月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫09月

--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT  |  --:--  |  スポンサー広告  |  Top↑

2008.10.23 (Thu)

散らかる

 
 そろそろ、自分がまだ生きていることを皆さんにお知らせしておく頃だろうと思って、打つ。

 皆様、お元気ですか?
 私は引き続き元気がありません。

 いくつか、聞いてもいいですか?
 どうすれば、充実した日々を送ることができるのですか?
 どうすれば、今日という日を生きた、と感じることができますか?
 どうすれば、元気が出ますか?
 どうすれば、人と出会えますか?
 どうすれば、彼女ができますか?
 どうすれば、前向きに過ごすことができますか?
 どうすれば、支えてくれるたくさんの人にお返しをすることができますか?
 どうすれば、人を支えられますか?
 どうすれば、人の役に立てますか?
 どうすれば、人の心を動かす力を手にすることができますか?
 どうすれば、人間として生きることができますか?

 どうすれば、詩が書けますか?

 昔、自分は詩を書いたことがあったらしいです。
 どうしたらよいのか、すっかり忘れてしまいました。

 いつか見た、この世で一番あおい空を、再び見上げて、そう思う。

 ムラコシです。

*****
 
 日曜は、ベンズカフェの「ぽえとりー劇場」に行った。
 
 こんな状態なので、本当は気がすすまなかった。この日は朗読をやめにしようかとまで思った。
 それでも自分は、何かしらの触発を求めて、この日朗読会に参加した。

 みんな、すごかった。
 服部さん、佐野元春の「世界劇場」で来るとは思わなかった。
 BJだいちさんの朗読がよかった。
 それと比べて、オレはどうだったのか。
 伝わったのか。
 そもそも読んだ「揺」は、伝わる詩なのか。
 そもそも詩なのか、あれは。
 オレは何をやりたいんだ。
 俺の書いていた詩は、何なんだ。
 
 この週は心身ともに疲れきっていたので、申し訳ないが早めにおいとましようと思っていたが、それでも、何か得るものを求めて、いられるだけいて聴いていこうと思った。

 のだが、
 第一部終了後の休憩中に気づいた着信。
 折り返し電話。
 フツーにやってれば避けられたはずの事態の収拾という、クソみてえな事態発生。急遽帰ることになった。
 詳細は、話したくもない。

 後ろ髪を引かれる思いで、いそいそとベンズを辞した。
 渡さんのも、夏野さんのも、プル式さんのも、らびさんのも、とものさんのも聞かずに帰った。
 Taskeさんは、ジュテームさんは、あおばさんは、今日はどうだったんだろう。どんなの読んだんだろう。
 
 今月唯一の日曜休みが、こんな形で終わることに、オレは悔しさと怒りを地下鉄のホーム下に擲っていた。

 オレがやっていることは、誰かのためになっているのだろうか。
 幸せそうな恋人たちを横目に、何をしているんだオレは、と思いにふける。

*****

 ようつべ等で、鳥居みゆきの動画を見た。
 ヒットエンドラーン、の人である。
 男女差別をするつもりはないのだが、今まで見た女性の芸人で、これは面白い、これはすごい、という奴を見たことがなかった。
 だから、衝撃的であった。
 彼女はまちがいなく天才である。
 グラビアアイドルをやっていたこともあるという美貌の持ち主でありながら、その言動は99%危険である。
 ネタは正直、面白いかどうかは微妙なものも多いし、テレビで放映できないネタも多そうだが、関連性も何もない、そのあまりにも拡散的な展開ができる芸人は、他に江頭2:50しか知らない。そして、まちがいなく江頭よりも面白い。
 恐るべきことに、あれはすべて演技なのだという。
 言葉のはしばしに、相当頭のまわる人でないとできない小技がたくさんちりばめられている。

 自分はよく、詩とお笑いの創り方は紙一重だと思うことがある。
 言い方がふさわしいかわからないが、受け手をどれだけ驚かせ、想像力を掻き立てるか、が、詩を作るときの大きなポイントだろうと思う。
 それがおかしい方面に行けば、お笑いになるし、シリアスな方面に行けば、詩になる。
「明日は名古屋だから前乗り」と前転し、四足で歩いてフレームインしてくる野生化した彼女を見て、そう思った。
 彼女の芸は、うすっぺらくない。多分理解できる人は限られてくるだろうが、それはもはや詩だ。

 詩とお笑い。自分はどっちも中途半端だ。
 日曜のベンズの自分の朗読を思い出す。

*****

 テレビドラマにはほとんど興味がない。
 仕事がら、ドラマをやっている時間帯に家にいないことも多く、そもそもここ数年、テレビ自体をほとんど見ない。見たとしてもNHKだけで、民放のガチャガチャした雰囲気がすっかり苦手になってしまったのだ。(最近、ぱひうむ絡みで見ることが増えたが。)

 が、最近、テレビドラマの「1リットルの涙」にはまった。
 3年前のドラマである。何を今更、と言われるかもしれないが、自分がテレビドラマにはまること自体、そうそうあることではない。

 経緯はこうだ。
 自分がジョギングでよく行く「Fの森公園」は、ドラマのロケで使われることが多く、実際ロケ中の現場に何度か遭遇したことがある。
 先日、実際ドラマでどんなふうに使われてるんだろうとふと気になってWぺであで「Fの森公園」を調べてみると、ロケで使用したドラマ一覧というのが載っていて、その中の一つに、「1リットルの涙」があったのだ。
 意識は正常にありながら、徐々に運動機能が奪われ、歩くことも、話すこともできなくなる、脊髄小脳変性症という不治の病に侵された実在の少女の日記を原作に、少女の生き様を描いた、感動ドラマ。主演、沢尻エリカ。
 何だ、よくあるお涙頂戴モノか。それに主演、沢尻エリカって、あの「別に……」のネエちゃんだろ。何様のつもりだ、エリカ様だ。
 ケッ、オレはだまされんぞ。
 と、いつものうがった見解をこさえたあとに、例によってようつべにたどり着いて、名場面集的な動画をいくつか見た。
 
 第一印象は、この時期の沢尻エリカが意外にもハンパなくかわいかった、ということと、母親役の薬師丸ひろ子の老け具合にショックを受けた、ということぐらいだったが、だらだら見ていくうちに、驚いてしまった。
 沢尻エリカがすごいのだ。

 これだけの演技力がありながら、数年後に「あんな」になってしまったとは、芸能界もつくづく惜しい人材をなくしたものだ。(まだ引退したわけではないが)

 徐々に身体の自由が奪われてゆく者の身体の動きと心の動きを、鬼気迫る表情と動作で演じている。
 普通のこの手のドラマだと、車椅子の少女はただ車椅子にすわってるだけ、というリアリティのかけらもないものが多いが、彼女の場合、病状が進行して言語も表情も自由にコントロールできなくなった段階の様子まで、ちゃんと演技しているのだ。もちろん、実際はもっと大変なのだろうが、それでも、ここまできちんと難病を演じた女優は見たことがない。
 片目をすがめ、口元をゆがめ、手を震わせ、「ア・リ・ガ・ト」と言う彼女や、薬師丸ひろ子に抱きかかえられながら、「デキル…コト、ナク…ナッ…チャウ…ヨォ…」と般若の如き形相で鼻水垂らしながら号泣する彼女に戦慄が走り、もうFの森公園など、どうでもよくなった。

 これを見たら、少しは強く生きることができるかもしれない。

 ツタヤに走り、DVDセットを購入し、一通り見た。

*****

 最近すっかり涙もろくなり、感動の物語に弱い自分だが、さすがに最近この手の闘病物ドラマのパターンには反応しなくなっていた。セカチューにだまされなかったのが何よりの証拠だ。だってセカチュー、リアリティがなさすぎるし、先の展開が読めるんだもの。

 しかし、このドラマには完全にやられた。
 毎話必ずどっかで泣いてしまった。
 実在の少女の日記が原作なだけあって、ストーリー展開や病気の進行の描写がリアルなこともあるだろう。

 ただ、個人的には、もっと別の理由でもやられた。
 第八話。亜也(エリカ様)が高校を中退する回。
 高校にもはやいられないことを悟った亜也。自分を見守ってくれたクールな麻生くん(NEWSの錦戸)に感謝し、作り笑顔で「バイバイ」という亜也。その気丈な振る舞いと、高校に残りたいという亜也を守ってやれなかった自分の無力さに打ちひしがれ、車椅子のハンドルを握り締めながら泣き崩れる麻生くん、という場面。
 エリカ様の「バイバイ」はぐっとくるし、大根演技であろうとも悔しいがこのときの錦戸はカッコよかったし、この場面のBGMがレミオロメンの「粉雪」なのもずるい。

 しかし、それだけではない。
 変な話だが、自分を錦戸に重ねてしまったのだ。

 状況は違うが、大切な人を守りきれなかった場面が、自分にもある。
  あの時自分は、同じように無力感に打ちひしがれていた。
 ドラマと違うのは、自分が醜い肉の塊であったこと、そして自分がその相手に受け入れられなかったということ。

 人間になりたい。
 人間になって、誰かのために生きたい。
 数年前の夜、あのドラマを撮影していた公園のベンチで、泣きながらそう思った。
 仕事にしか情熱を傾けられなかった飽和した肉塊は、人間の尊厳を得ようと決意した。

 そして自分は、ウォーキングと、詩の投稿を始めた。
 
*****

 そういえば、彼が最後に旅立った場所も、あの公園の中にある。

 もうすぐ、尊敬する友人を亡くして一年になる。
 彼は、自分の詩を読んで、毎回のようにレスをしてくれた。
 自分の詩が、誰かに伝わる。これほど嬉しいことがあろうか。
 だれかのために書いた詩を、受け取ってくれる人がいる。友人のレスは、自分を人間へと近づけてくれた。

 でも、今の自分には、その詩が書けない。
 人間に近づくための手段が、使えない。
 50点の安っぽい「ポエム」なぞ、いくらでも書ける。でも、それでは伝わらない。
 誰かのために生きられない。

 ネットですごい表現者を二人も見た。それと比べて自分のなんと中途半端なことか。
「1リットルの涙」のモデルの女性は、日記や詩を書くことで、誰かのために生きることを願っていたという。

 ベンズに来ていた僕の親友は、なぜ詩を書くのかという自分の問に、こう答えた。
「呼吸したり、寝たり、食べたりするのと同じように、オレは自然に詩を書くのかなあ」

 とすれば、自分は呼吸や、食事ができないのと同じ状態になっている、ということになる。
 実際、最近よく眠れない日が多い。

 この数年、自分を支えてくれる人が何人もできた。
 でも、自分は、その人たちを、支えられているのだろうか。
 自分は、「表現」をすることで人間としての役割を得ようとしているのに、その「表現」ができない自分に、人間としての意味はあるのだろうか。

 強く生きようとすがりつくような思いで見たドラマが、皮肉なことに、現在の自分の不完全さを浮き彫りにしてしまった。







 いくつか、聞いてもいいですか?
 どうすれば、充実した日々を送ることができるのですか?
 どうすれば、今日という日を生きた、と感じることができますか?
 どうすれば、元気が出ますか?
 どうすれば、人と出会えますか?
 どうすれば、彼女ができますか?
 どうすれば、前向きに過ごすことができますか?
 どうすれば、支えてくれるたくさんの人にお返しをすることができますか?
 どうすれば、人を支えられますか?
 どうすれば、人の役に立てますか?
 どうすれば、人の心を動かす力を手にすることができますか?
 どうすれば、人間として生きることができますか?

 どうすれば、詩が書けますか?

 昔、自分は詩を書いたことがあったらしいです。
 どうしたらよいのか、すっかり忘れてしまいました。

 いつか見た、この世で一番あおい空を、再び見上げて、そう思う。
スポンサーサイト
EDIT  |  03:43  |  雑記  |  CM(2)  |  Top↑

*Comment

■ご無沙汰しております。

むらこしさん、お久しぶりです。ぽえで姿が見えなくなってから、ずっとむらこしさんのことが気になっていました。
一概にスランプ、といってはまた違う、複雑な苦悩の中にいるようですね。
でも苦しみが詩人さんにとって、一番の原動力のような気がするのです。

私も「1リットルの涙」は、めちゃくちゃはまりました。
むらこしさんと同じく、沢尻えりかなんて、ただかわいいだけでしょ~?的な先入観バリバリで見始めたのですが、見るごとに泣いて泣けて・・号泣!
原作者のあやさんは、苦しみ抜いたからこそ、その代わりに、人々に勇気や希望を与えられる、苦しみが教えてくれるのは、 「ほんとのこと」 なんじゃないかなと、だからあんなに胸に響いてくる言葉をつづることができたんではないかなと思いました。

だからむらこしさんの「どうすれば・・」という悩みの中の問いかけは間違いなく詩であり、むらこしさんの詩人である証の脈々と訴えかける叫びなのだと感じました。

「詩とお笑いの創り方は紙一重」
そうかもしれませんね。私も「ほっぺちゃん日記」を書いていると特に、そう思うことがあります。日記なのに、ぽえ会に出しちゃっていいのか、いまだに悩むことがあります・・(w 
あいかわらずほっぺちゃんぶっちぎりぎり調子乗って、乗りまくってすっ転んでいるので、よかったら、笑ってやってください。むらこしさんの笑顔が見れたら、何よりです。

遠く続く空を見上げて、心配しております。
どうかご無事で、しあわせあれ。
座一 |  2008.10.29(水) 03:24 |  URL |  【コメント編集】

お返事が遅れてしまい、申し訳ありません。
今、自分はパソコンのキーボードで文章を打つ精神的余裕がなかなかできないのです。お許しください。
ご心配をおかけして、ほんとうにすみません。
でも、わざわざこの過疎ブログにコメントをいただけたこと、本当に嬉しく思います。
まだ時間はかかると思いますし、いぜんのようなコンスタントな活動は出来ないかもしれませんが、自分は詩を書くことを辞めようとは思いません。ですから、そのときまで、気長に(?)お待ちいただけると幸いです。

ありがとう。
ムラコシ |  2008.11.05(水) 21:53 |  URL |  【コメント編集】

コメントを投稿する

URL
COMMENT
PASS  編集・削除するのに必要
SECRET  管理者だけにコメントを表示
 
 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。