2017年11月 / 10月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫12月

--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT  |  --:--  |  スポンサー広告  |  Top↑

2008.11.05 (Wed)

廻る



 海の向こう側で、ボスが替わる。
 海のこちら側で、金で人生を狂わせた男が捕まる。
 そして、そのさらに内側で、何もできなくなった男が河原に座りこんでいる。

 相変わらずだよ。
 世の中は絶えず移り変わり、しかし何も解決しちゃいない。
 時ばかりが、雲が形を変えるその速さを維持したまま、渦を巻いて流失する。

 時の流れが、人の観念の産物であるのならば、
 止まれ。
 
 色不異空 空不異色
 色即是空 空即是色

 そこからは今、何が見えますか、もぬさん。

 ごぶさたしてます。
 ムラコシです、もぬさん。

*****

【More・・・】

 巷で三連休だった先日も、例によって三連勤であたふたと過ぎた。
 今日は水曜日、仕事は休み。
 これがないとやってられない日。
 しかし同時に、いやでも自分の内面と向き合わなければならない日。
 今日が水曜日であったことに何か意味があるのだろうか。
 久しぶりに多摩川の堤防をジョギングした後、河川敷に腰掛けて向こう岸を見つめ、意識を逍遥させる。

 何人かの方が書き込んでいらっしゃったように、今日はモヌさんが亡くなって丁度一年になる。

 あの夜は、雨が降っていた。
 摩り減った靴底が、ひゃあひゃあ泣いていた。

 自分が、人間になりたいと願ったとき、現れた彼は、手をさしのべてくれた。
 彼の言葉で、自分は人間を取り戻せる気がした。

 今、気づけば、彼は詩の、
 いや、人生の師であったのかもしれない。
 交わった季節はほんの短いものだったけれど。

 一年前にも書いたが、自分が最後にもぬさんにあった日、
 別れ際に、もう一度もぬさんの大きな手を握り、
 卒業証書をもらったときのように、自分は後ずさりしながら、部屋を出た。

 今、気づけば、僕はあのとき、
 モヌさんからまさに卒業証書をいただいたのかもしれない。
 単位はだいぶおまけしてもらったような気がするけれど。

*****

 今でも時々、後悔することがある。
 モヌさんが亡くなる三ヶ月半ぐらい前、個人的な悩み事で、それはそれはもうどうしようもないくらいな悩み事で、例によってぐるぐるしていた時に、もぬさん夫妻と会ったことがある。
 昼食をどっかで食べたあと、聖跡のスタバのオープンテラスかどっかでお茶をしながら、あれこれ話していた。

 数ヵ月後に亡くなる人を連れ出して、長時間外で話し込む。
 しかも個人的なくだらない相談事で。
 なんてことをしてしまったんだ。
 体力をかなり奪ってしまったはずである。
 その後の諸々の成り行きを考えると、申し訳なくて言葉にならない。

 そして、現在の自分の状況を省みるとき、その情けなさに再び打ちひしがれてしまう。
 何も作品らしいものが書けなくなってしまった自分が、やはり申し訳なくてしかたがない。
 もぬさんの詩のように、迷いのない世界を遊行することができない。

 もぬさん、
 謝ってばかりで、
 誤ってばかりで、
 すみません。

*****
 
 でも、
 だから、
 
 自分はミクシの日記で、こう記した。
 あれは、自らの師に対する、出来の悪い弟子の、教えを請う呟きだったと思ってください。


「いくつか、聞いてもいいですか?
 どうすれば、充実した日々を送ることができるのですか?
 どうすれば、今日という日を生きた、と感じることができますか?
 どうすれば、元気が出ますか?
 どうすれば、人と出会えますか?
 どうすれば、彼女ができますか?
 どうすれば、前向きに過ごすことができますか?
 どうすれば、支えてくれるたくさんの人にお返しをすることができますか?
 どうすれば、人を支えられますか?
 どうすれば、人の役に立てますか?
 どうすれば、人の心を動かす力を手にすることができますか?
 どうすれば、人間として生きることができますか?

 どうすれば、詩が書けますか?

 昔、自分は詩を書いたことがあったらしいです。
 どうしたらよいのか、すっかり忘れてしまいました。

 いつか見た、この世で一番あおい空を、再び見上げて、そう思う。」

*****

 少しずつだけれども、精神は平坦さを取り戻してきている。
 でも、なかなか以前のような尖り方はできないでいる。
 もう少し時間はかかりそうだ。
 仕事のことを考えると、今年はもう無理かもしれない。

 しかし、いつになるかはわからないが、自分は必ずまた詩を書く。
 なぜなら、自分は、
 詩人、モーヌ。の友であり、弟子であるから。



 時の流れが、人の観念の産物であるのならば、
 止まれ。
 
 色不異空 空不異色
 色即是空 空即是色

 そこからは今、何が見えますか、もぬさん。

 ごぶさたしてます。
 ムラコシです、もぬさん。


スポンサーサイト
EDIT  |  22:29  |  雑記  |  CM(0)  |  Top↑

*Comment

コメントを投稿する

URL
COMMENT
PASS  編集・削除するのに必要
SECRET  管理者だけにコメントを表示
 
 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。