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2009.04.29 (Wed)

自由律

1 ―蒸散―


塀の穴から雨の匂いがする

  *   *

走つても赤信号に肢の縺れる

  *   *

人のヒトであるところを狂はす蒼玉のあを

  *   *

口中に曼珠沙華滲ませ詩を叫ぶ少女

  *   *

水に崩るる立ち枯れし水銀灯の群れ

  *   *

私の影は私とちがふかたちをしてゐる






2 ―夜歩雨―



三軒茶屋の作り笑ひが眼鏡に貼り付いて見えぬ

  *   *

雨に中てられて赤茶けた花弁

  *   *

左右を確認する

  *   *

夜鉄塔警戒標識穿我網膜

  *   *

にやけて見る墓地

  *   *

カアブミラアにわたしはうつらない

  *   *

錆びた矢印





3 ―空集合―


ひしやげたコーラの空き缶

  *   *

こゝに居たことがある

  *   *

展示場で反芻する靴音

  *   *

のほほんとした狂気を看破せらる

  *   *

夜明けを待つ蒲公英の瘴気

  *   *

街灯が消える瞬間を見た

  *   *

CGの人間は肩を揺すらないと話を聞いて貰へない

  *   *

おまへ、其れはないだらう

  *   *

ビジと誘蛾灯





【More・・・】

自由律。

新たな試みとして、今シリーズ化している。

制約は一行。それだけ。

そもそもは「自由律俳句」が原型だが、俳句のつもりでは作っていない。
ばらばらで読むもよし、繋げて読むもよし、逆からでも、ランダムで読んでもよし。
読み方も自由。

あとから想像するのも自由。


精神的自由への渇望と諦念の産物か。

ただし、思いついたときは、立ち止まって病的に笑っていることが多い。
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EDIT  |  05:31  |   |  CM(2)  |  Top↑

*Comment

自虐で閃いて笑っちゃうあたり悲しいかな詩人の性

きっと
ほっさ |  2009.04.30(木) 18:20 |  URL |  【コメント編集】

自虐かな
このときの笑いは思考の深層からこみ上げてくる本能的な……

いや、自虐かなw

へへっ
むらごう(隠遁中) |  2009.05.01(金) 01:26 |  URL |  【コメント編集】

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